沖縄県消防学校を見学した。
実はうちの長兄が校長なのだ。
消防学校は消防士になりたての生徒の初任教育が中心だが、各市町村の消防署の幹部教育や研修・訓練を行っているそうだ。
僕は消防士という資格試験があり、合格者が消防士になれると勘違いしていた。
そうではなく、消防士は警察官と同じく、採用試験で採用される県職員らしいのだ。
中でも救急救命士は国家資格のようだ。
沖縄県消防学校は中城村北上原の丘の上に立地している。
沖縄県消防学校の正門をはいるとだだっ広いグランドが広がっている。
グランドの向こう側にはビル火災を想定している高さ約30メートルの塔(主訓練塔)が見える。
地上8階建てだそうだ。
塔のそばには消防車。
周りに何名かの消防士が訓練中のようだった。
沖縄県消防学校の充実した施設
沖縄県消防学校は、平成8年に現校舎が建てられたので築20年強。
しかし、建物内は清掃が行き届いているようで、すごく清潔感があった。
訓練用プールは潜水ができる水深6Mの部分もあり、水難事故に対する訓練が行われるそうだ。
プールの隣に整理がされてないように見えるがれきの山が存在していた。
ゴミ捨て場なのかと思うほど汚いスペース。
聞くと、ここは人命救助訓練のスペースだそうだ。
卒業の際に、目的物を探し当てるまでは卒業できない試験を行うそうだ。
警察犬の訓練みたい(^^♪
屋内訓練場にはトレーニングジムスペースがあり、課業外に訓練を行えるようになっている。
消防士はよく消防車のヘリを使って懸垂をしているイメージだが、ジムがあればそんな必要もないのだろう。
寮はとても見晴らしのいい場所に建っていて、海は見えなくても全室グリーンビューって感じであった。
初等教育で半年間の寮生活は、とても充実したものになるであろう整備された環境であった。
沖縄県消防学校の生徒の凛とした美しさに遭遇
沖縄県消防学校内を見学していると、たまに生徒さんに遭遇する。
僕たちの姿を見るや否や、彼らは気をつけをして「こんにちは~」と元気よく挨拶。
これが何とも清々しく、凛とした美しさを感じる。
昨今の教育で破壊されてしまったかのような礼儀正しい生徒の所作。
規律と秩序が人を美しく見せることを再確認した。
こちらも背筋がピンと伸び、姿勢を正される思いを抱きながらも爽快な思いで消防学校を後にしたのであった。
◎沖縄県知事公室消防学校DATA
〒901-2423 沖縄県中頭郡中城村字北上原910
電話番号:098-895-7123
FAX番号:098-895-5034
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