石垣市長選における保守分裂の真相

Pocket

3月4日に告示され、3月11日投開票される石垣市長選挙。

先日の名護市長選での自公推薦候補の勝利の勢いそのままに保守の勝利が期待されている。

しかし、保守陣営は統一候補を出せず、分裂選挙となってしまった。

保守陣営としてはこの動きが理解できず、砂川候補を一方的に責める非難の声が多く聞こえてくる。

しかし、分裂した原因、真相はいったいどこにあるのか?

今回、砂川氏を支持する主要人物に話を聞くことができたので真相をお伝えしたい。

 

石垣島の真の保守の反乱?!

保守分裂の最大の理由は、真の保守層の中山市長への不信があるようだ。

中山氏は2010年の市長選では自公から推薦を受け、5期目を狙う革新市政を破り初当選。

長い間続いた石垣の革新市政を終わらせた功績は大きいであろう。

その後、2014年自公推薦により二期目の当選。

今回は三期目への挑戦である。

しかし、その過程の中で、政策や人事面に至るまでどうやら公明党にかなり取り込まれてしまっているのが中山氏の現状のようだ。

例えば、万年最下位であった全国学力テストランキングで、沖縄県が躍進した年があったことを覚えているだろうか?

この躍進は実は石垣地区が牽引したものであった。

▼八重山が牽引、沖縄躍進 小学校、最下位から6位に 「高知に学べ」現場の意識改革

 

石垣では、中山氏が二期目の市長当選の後に採用した教育長が公民に育鵬社の教科書を採択したことで教科書問題が勃発した。

同教育長が左派やマスコミによる激しい圧力に屈せず、一歩も引かなかったことで、任命した中山市長は沖縄保守の若きリーダーとして認識された。

しかし、同教育長が沖縄の平和教育に懐疑的な発言をしたことが公明党は気にくわなかったようだ。

公明党は中山氏に同教育長を切るように圧力をかけた。

そして、中山氏は公明党のいいなりとなり、同教育長は職場を追われてしまった。

同教育長は、前述したとおり、八重山の子供たちの学力、そして沖縄県全体の学力向上に多大な貢献をした。

その最大の功労者を放逐したのである。

中山氏が公明党に取り込まれている理由はたったひとつ。票が欲しいからであろう。

彼は石垣市の教育改革を実施し、結果を残しながら、自らの票の確保のためにすべてをご破算にしてしまった。

2017年先の学力テストで躍進した小学生だった子供たちが対象となった中学生の学力テストは結局全国最下位に戻ってしまった。

自らの票と石垣の教育とを引き換えにしたかのような彼の政治姿勢を真の保守層たちは許し難かったのであろう。

公明の支持を得るために保守の支持を切ることは非常にナンセンスだと思うが、公明の組織票にはそれほど魔力があるのだろうか。

今回の選挙でも中山氏は公明党から推薦を受ける代償として、自衛隊配備は「私自らは誘致しない」と微妙な表現で誘致を明言しなかった。

任期中も自衛隊配備について明確にせず、ずっと態度を保留してきたことも公明党の顔色をうかがっていたのであろう。

▼公明、中山氏に推薦状 陸自配備「誘致せずで同意」

革新候補も自衛隊配備に否定的だが、中山氏が市長再任されても自衛他配備は遅々として進まないことが予想される。

中山氏は石垣市議会において那覇と東京のマンション購入や株で大きな損失を出したことを追求された。

那覇と東京のマンション購入はオリックス、大和ハウス、アパグループからの贈与疑惑が存在する。

それぞれの企業は石垣島への事業の進出を目論み、市長に接触した可能性があるのだ。

そのうえ、彼には株で大損し、その赤字を確定申告し、市長の公務員給与から源泉徴収されていた税金の還付を受けた疑惑もある。

彼は元々、証券マン出身なので財テクには人一倍関心があるのだろう。

不動産や株に投資することはプライベートな問題なので、そこが問題ではない。

しかし、株で大損するということは株の運用益を出そうとトレードを繰り返さない限りあり得ないのではなかろうか?

つまり、彼がおこなっていた株取引は投資でなく、投機であり、デイトレードに近いことをやっていたとしか考えらえない。

株へ長期的な視点で「投資」をしていたなら、そこまで損がふくらみ、確定することは考えられないからだ。

そう、問題はまさにここにあり、激務のハズの市長が株取引の時間をどうやって捻出していたのか?

公務中におこなっていたのではないかという疑義が出ているのである。

野党や左派系メディアが追求しているこれらの問題について、保守層も疑念を抱いているのである。

市長には説明責任を果たしてもらいたいが、すでに選挙は終盤にかかりつつある。

 

それでも中山市長に投票すべき理由

いずれにしても、今回の保守分裂選挙となった責任は中山氏にあると言わざるを得まい。

保守層の信用失墜を招いたためである。

ただ、私たちは清廉潔白な聖人を市長として求めているわけではない。

砂川氏を推す、今回話を聞いた保守の方に、「では砂川氏が市長としてふさわしいのでしょうか?」と質問をしてみた。

「それはわからない」との回答であった。

砂川氏は自衛隊を受け入れるが、駐屯地を誘致する場所を変更したいとの意向である。

ここにはやはり利権の匂いがつきまとう。

どうやら自衛隊を誘致したい土地所有者たちから推されているようなのだ。

このブログで沖縄保守は利権を旗印に結集していることを何度か書いてきた。

石垣では利権の調整で市長が振り回されることも多いようだ。

現職の市議が市長を脅迫した容疑で逮捕されたことは記憶に新しい。

▼沖縄・石垣市長を脅迫 容疑の市議ら逮捕、ゴルフ場建設巡り

 

国境の島で、もうそのような私利私欲の話はやめにしなければ、危機は目の前なのだ。

中山氏は保守分裂の責任をとって、絶対に勝利しなければなるまい。

ここはやはり政権と太いパイプを持つ中山氏が心を入れ替えることに期待せざるを得ないだろう。

自ら懐を肥やすことよりも、本当に島のこと、沖縄のこと、日本のことを考えて行動してほしい。

猛省をして市民全体の市長として不偏不党の政策をおこなって欲しい。

もし、革新市政が誕生しても、目の前の危機には右も左も関係ない話である。

革新市長であっても、市民全体の市長である。

その際は是非、市民は自衛隊誘致の陳情にどんどん行ってほしい。

革新系の市長候補は自衛隊自体は否定しないと言及している。

そこに一縷の望みを託そうではないか。

 

いずれにしても、尖閣を行政区として持つ石垣市長選挙が、ここまで混乱してしまうところに平和ボケの極致を見る思いである。

投票日まで残りわずか。

市民の賢明な判断を祈る。

 

(アイキャッチ画像の引用元:https://blog.goo.ne.jp/ta6323blue/e/41d956a0ff56bb52f492b38778e1c5f6)

 

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です